希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1
佐藤 優 / 本
希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1オンラインブックダウンロード - 佐藤 優による希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1は第三文明社 (2019/6/7)によって公開されました。 これには240ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、14人の読者から4.9の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1 の詳細
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タイトル
希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1
作者
佐藤 優
ISBN-10
4476033822
発売日
2019/6/7
カテゴリー
本
ファイルサイズ
28.47 (現在のサーバー速度は21.82 Mbpsです
希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1オンラインブックダウンロード - 内容紹介 人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、佐藤優氏が対話形式で世界宗教の条件を考察する。第1巻は、『法華経の智慧』の「序品」から「信解品」までの章について読み解き、その考察を収録。月刊『第三文明』の好評連載の書籍化スタート。 内容(「BOOK」データベースより) 人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、世界宗教の条件を考察する。 著者について 佐藤優(さとう・まさる) 1960年、東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。著書に『自壊する帝国』(新潮文庫)、『国家の罠』(新潮文庫)、『国家の攻防/興亡』(角川新書)、『国家のエゴ』(朝日新書)、『創価学会と平和主義』(朝日新書)、『佐藤優の「公明党」論』(第三文明社)、『ゼロからわかるキリスト教』(新潮社)、『世界観』(小学館新書)、『十五の夏』(上下巻/幻冬舎)など。第10回安吾賞受賞。 続きを見る
カテゴリー: 本
希望の源泉・池田思想: 『法華経の智慧』を読む;1を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
「民衆宗教」であるプロテスタント教徒の著者は同じく「民衆宗教」である創価学会(以下SGI)の人々と対話する。それはまさに弁証法的(dialectic)であり、お互いに虚心坦懐に、真摯に学びあう関係だ。本シリーズは池田SGI会長の代表的著作を素材に、池田思想を深掘りしていこうというもの。著者と編集者との会話形式で進められている。著者がいま「法華経の智慧」を読むのは、そこに現今の世界の「危機(岐路・転換点、リスクと違い予測不能な危機)の時代」を生きるための智慧がちりばめられているからだという。重層構造の譬喩が池田会長の著作の大きな特徴だが、これによって読者は会長との「人格的な出会い」を感じることができる。それはまた真に優れた書物の特徴でもあり、現代人の書物としては希有であるという。世界宗教は共通して、人間が苦難に遭遇したとき、主体性を失わないまま宇宙の法則性などの面から運命の意味を深く考えさせる。また他宗教に対する寛容性があり、他宗教とも切磋琢磨しつつも平和的に共存していける。著者は「法華経の智慧」は「池田会長が『SGIが世界宗教になった時代』のために用意した書物」であるといい、「『世界宗教としてのSGI』が全編に通底する大きなテーマ」だという。この書が学術書の体裁を取らず民衆に開かれた教学書になっていることに、フロマートカに通ずる心を感じるという。池田会長がいなければSGIは世界宗教にならなかった。著者には池田会長は「預言者」的と感じられるといい、池田会長がいるからこそSGIに対して今のように強い関心を抱いているのだという。著者は今までも知らず知らずのうちに「人法一箇」「事の哲学」を論じていたことを知る。また、トランプ大統領誕生を早くに予見できたのは、「法華経の智慧」を熟読していたからだと明かす。著者は、上巻の「ものの次元とことの次元」は明らかに日本の最も優れたマルクス主義思想家の廣松渉の哲学を援用していると指摘する。マルクス主義哲学は人類史の巨大な文化遺産であることは間違いない。「法華経の智慧」は共産圏でも読まれることを前提にしているので、池田会長がマルクス主義も取り込み生かしていこうとしたのは必然的だと語る。ルターやカルヴァンは「信仰の背後には何かある」という考えを否定する、反西洋哲学的立場を貫いた。“個の生命がそのままの姿で大いなる宇宙生命と一体”と捉える池田会長の「諸法実相」解釈に触れて、著者はここには彼らが追い求めた本来の信仰の姿があるとさえ感じたという。SGIは「師弟」が超越性を担保している。「学会員は現実と超越性と往還を日々繰り返しており、その作業の中で現実の厳しさと戦う力を手に入れている。また極端に偏らない。それはSGIの特徴であるとともに、「法華経そのものが孕む思想的特徴」だ。そのため学会員は強くまたバランスがいいと語る。プロテスタントの世俗内禁欲の姿勢というものはこれに近いらしい。圧巻は最後の章で語られている「信と知の統合」だ。これは「スコラ哲学の父」アンセルムスが追求したテーマでもある。1973年に創価大学で池田会長は「スコラ哲学と現代文明」と題する講演を行い、今必要なのは新しき「信と知の統合」であり、それは壮大な文明的挑戦であると述べた。著者は第10章で語った見解をさらに深め、池田会長が40年以上前のこのときスコラ哲学に注目し、そこにこのテーマを見て取っていたとしたら驚くべき慧眼だという。本シリーズは全体では何冊になるのだろうか。次巻が楽しみだ。
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