立川談志と落語の想像力
平岡 正明 / 本
立川談志と落語の想像力 epubダウンロード無料 - 平岡 正明による立川談志と落語の想像力は七つ森書館 (2010/3/1)によって公開されました。 これには311ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、1人の読者から3.6の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
立川談志と落語の想像力 の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、立川談志と落語の想像力の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル
立川談志と落語の想像力
作者
平岡 正明
ISBN-10
4822810070
発売日
2010/3/1
カテゴリー
本
ファイル名
ファイルサイズ
21.84 (現在のサーバー速度は18.99 Mbpsです
立川談志と落語の想像力 epubダウンロード無料 - 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 平岡/正明 1941年東京・本郷生まれの根津育ち。評論家。京華高校から早稲田大学文学部露文科へ進み中退。60年安保闘争後、早大ブントと訣別。政治結社「犯罪者同盟」を設立。1964年『韃靼人宣言』で評論家デビュー、カウンターカルチャーのカリスマ的存在に。1969年『ジャズ宣言』でジャズ評論家デビュー。1990年『大歌謡論』で第4回大衆文学賞研究賞、1993年『浪曲的』で斎藤緑雨賞受賞。1992年から1994年まで「ハマ野毛」を編集・刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
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2009年に亡くなられた平岡正明氏の単行本未収録作品をまとめた一冊。これを読むと、いわゆる「論」にも文体というのはあるのだなぁ、と改めて強く思わされる。まるで目の前で語っているかのように流れる文章。それはうねりとでも呼びたくなるような大きな勢いを持っていて、読んでいる感覚はまさに「酔いしれる」だ。この文体で、さまざまなイメージが次々と語られるのだから、これほどダイナミックなものはないだろう。立川談志の話は、落語論になり、志ん生論になり、下町論になり、果ては遊郭論、ジャズ論になるといった具合に、変幻自在に姿を変える。油断すれば簡単に置いていかれてしまう。だが、最後まで着いて行かれれば、作者のイメージ群が描く壮大な景色が見えてくるはずだ。平岡さんの論に関しては、想像だけで書いているとか、イメージ先行過ぎるとかの意見があることも知っている。だが、ここまでイメージを駆使して総体的な「論」を展開できる人が今の日本に誰か一人でもいるだろうか。不勉強ながら、僕は知らない。だから、僕は平岡さんの文章に満足して酔いしれる。タイトルに立川談志の名前があるのは、平岡さんが「談志論」をまとめたいと考えていたからで、この本全体が「談志」に関するものではない。だが、そんなことはどうでもいい。この本がまとめられたことをただ祝福したい。最後にとても印象的な一文を引用する。「言ったでしょ、言論の自由とは妄想の自由と冗談の自由だって。俺が自由にやるためには、パートナーは死者でもいい」先生にはもっともっとたくさんのものを書いて欲しかった。せめて「談志論」だけでもまとめさせてあげたかった。本当に心から惜しまれる。「よせよ、そういうのやだよ」と言われそうだが、先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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