正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)本無料ダウンロード

正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)

川人 明 / 本

正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)本無料ダウンロード - 川人 明による正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)は勁草書房 (1986/10/5)によって公開されました。 これには203ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、2人の読者から4.7の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ) の詳細

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タイトル
正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)
作者
川人 明
ISBN-10
4326798580
発売日
1986/10/5
カテゴリー
ファイルサイズ
20.39 (現在のサーバー速度は23.95 Mbpsです
正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)本無料ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 恐るべき“誤診”、しかしそれは医師の側からはごく日常的な経験でもある。医師の立場から誤診の背景、技術的要因を検討し、誤診を生まないために患者と医師との共同の努力を語る。
カテゴリー:
以下は、正直な誤診のはなし (勁草‐医療・福祉シリーズ)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
著者の川人明(かわひと・あきら)氏(1947ー)は臨床医で、柳原ホームケア診療所所長です。本書は臨床医として遭遇してきた誤診について考察したものです。著者は昭和22年、大阪の開業医の家に生まれました。長じてからは東大理3に入学し、医師になります。国内最高峰の学部を卒業して同窓の多くは最先端の医療に携わる中で、著者は町医者の誇りを胸に下町に根を下ろしました。医師としてのキャリアのほとんどを、東京都荒川区柳原にある「柳原病院」で循環内科を中心に積み重ねたのです。柳原病院は地域の中規模病院として建てられ、当時は卒後研修もできるようにと解剖室も備えていました。著者は同病院で精力的に臨床をこなし、還暦を超えた現在も往診・在宅治療を実践しています。本書は今から30年以上前の86年、著者が40歳の頃に出版されたものです。医師として中堅に差し掛かり、多くの成功も失敗も経験しつつ、人生の曲がり角に差し掛かる時期。元々は「誤診のはなし」として院内ミニコミ誌で好評連載されていた原稿を、加筆修正したものです。誤診の経験、そこから得た教訓、患者の側で注意するべきことなどがまとめられていました。「SLEがこれほど簡単に命を奪う恐ろしい病気とは思わなかった。危険を承知で治療を引き延ばしたわけでは決してない。でも『久しぶりに診た本格的な病気だから、色々調べて勉強しよう。』そういう助平根性があったことも事実なのだ。」本書では身近な医師らは実名で、患者は仮名ですが病態は正確に記されていました。反省や悔恨が真摯に語られ、失敗から得た苦い教訓も正直に綴られていました。そして誤診を経てたどり着いた当時の境地が、終盤の「診察室」で描かれていました。軽い黄疸症状が肝胆由来ではなく、溶血が起こりやすい体質性黄疸であったこと、手足の突っ張りが、甘草由来の偽アルドステロン症だったこと、震戦がパーキンソン病でなく、バセドウ氏病由来だったこと、など。川人氏は問診、触診や簡単な検査だけで、鮮やかにこうした診断を下していて圧巻でした。地味な装丁で硬い印象の同書でしたが、近年の総合診療の先駆けとなる優れた内容だと感じました。今読んでも色褪せていない、深みを感じさせるもので、読み応えがありました。

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