「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)
奥田 祥子 / 本
「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)本無料ダウンロード - 奥田 祥子による「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)は光文社 (2018/3/15)によって公開されました。 これには192ページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、12人の読者から4の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書) の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル
「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)
作者
奥田 祥子
ISBN-10
4334043402
発売日
2018/3/15
カテゴリー
本
ファイルサイズ
27.1 (現在のサーバー速度は18.69 Mbpsです
「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)本無料ダウンロード - 内容紹介【2018年4月10日号週刊エコノミスト、2018年7月10日号婦人公論書評掲載、2018年4月15日「浜美枝のいつかあなたと」(文化放送)著者出演】 【女を縛り、男を悩ませる「産め働け輝け」の三重殺】 【長年の取材から「女性活躍」時代のリアルを描く、徹底ルポ。】 ◎内容紹介 女の生き方は時代によって左右される――。「女性活躍」時代のリアル。 管理職への昇進を拒む深い葛藤、やりがいと低賃金の狭間に生きる姿、「勝ち組」の敗北感、認められない家庭生活での活躍、そして男をも襲うプレッシャー。「女性活躍」推進の期待が高まる一方、「産め働け活躍しろ……! 冗談じゃない! 」女たちは規範の押し付けに悩み、苦しみ、怒っている。人びとの等身大の本音を長年にわたる定点観測ルポで掬い上げ、時代ごとの生き方トレンドに翻弄される、一人ひとりの働きづらさや生きづらさの本質を解き明かし、それぞれが希望の光を見出せる社会を考える。 ◎目次 はじめに 第1章 管理職になりたがらない女たち 1 「産め」「働け」「活躍」の三重圧力 2 男の「しきたり」から外れる自由 3 女同士の闘いが怖い 4 〝数合わせ〟の女性登用 第2章 非正規でも前向きな女たち 1 〝腰掛け〟仕事のつもりが…… 2 処遇よりも、やりがい 3 社会貢献活動で自分と向き合う 4 女性の格差拡大 第3章 〝敗北感〟に苛まれる女たち 1 「勝ち組」専業主婦の今 2 息子を〝お受験〟という代理戦争に 3 出世できない夫にDV 4 女の生き方に勝ち負けはない 第4章 男たちを襲うプレッシャー 1 女性登用に足をすくわれる 2 女性優遇は「逆差別」? 3 妻の「活躍」がプレッシャー 4 キャリアを捨てた妻に負い目 5 プレッシャーを男女ともに乗り越える 第5章 真に女性が輝く社会とは 1 女の人生は一様ではない 2 男女の「差異」を受け入れる 3 内発的動機づけを味方に 4 多様な働き方と質の向上 5 「活躍」のシーンは十人十色 あとがき 主要参考文献 ◎著者プロフィール 奥田祥子(おくだしょうこ) 京都市生まれ。ジャーナリスト、近畿大学教授(社会学)。元新聞記者。博士(政策・メディア)。ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。男女の生きづらさ、医療・福祉、労働、家族などをテーマに、ルポルタージュや評論、学術論文を国内外で発表。『男性漂流 男たちは何におびえているか』(講談社)がベストセラーとなり、台湾や韓国でも刊行された。著書はほかに、『男という名の絶望 病としての夫・父・息子』(幻冬舎)、『男はつらいらしい』(文庫版:講談社)。20 年近くにわたり、取材対象者一人ひとりに継続的なインタビューを行い、取材者総数は男女合わせて400 人を超える。日本文藝家協会会員。内容(「BOOK」データベースより)女を縛り、男を悩ませる、産め、働け、輝けの三重殺。長年の取材から「女性活躍」時代のリアルを描く、徹底ルポ。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)奥田/祥子 京都市生まれ。ジャーナリスト、近畿大学教授(社会学)。元新聞記者。博士(政策・メディア)。ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。男女の生きづらさ、医療・福祉、労働、家族などをテーマに、ルポルタージュや評論、学術論文を国内外で発表。20年近くにわたり、取材対象者一人ひとりに継続的なインタビューを行い、取材者総数は男女合わせて400人を超える。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
「女性活躍」に翻弄される人びと (光文社新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
著者は、もとジャーナリストで、今は大学教授をしている人です。ジャーナリスト時代から、さまざまな境遇にある、多くの女性を何年間にもわたって継続的にインタビューして、その人の生きざまや気持ちの移ろいを把握しようとしています。この本は、そのような著者の取材結果が記述された本です。この本は、著者の視点から見てその人物がどのように見えたかを交えて書かれており、良くも悪しくも、かなり主観的な記述となっています。悪く言えば、少し主観が入りすぎて、「本当に、この人物はそんなふうに考えているのか」と懸念する要素も多々ありますが、良く言えば、対象に寄り添って共感しながらインタビューしているということになるのでしょう。この本を通して一貫している著者の考えは、「昨今、安倍内閣が推進する『女性活躍』は、女性たちの置かれた実態や気持ちを踏まえていない」、「管理職としての活躍と女性としての子育て・介護・家事を両立できないため、管理職登用を望まない女性も多い」ということと思います。私は、女性の置かれた状況や一人ひとりの気持ちを重んじることなく「女性活躍」を推進することの危うさを、この本を読んで実感しました。その意味で、貴重な気づきを与えてくれる本と思います。ただ、そのような要素を踏まえても、「女性活躍」を政策的に進めることは全く間違いではなく、著者の考えはやや狭量と思います。要は、女性自身に選択権が確保されており、多様性が認められていればよいだけのことですから。上記のように、私は、この本には長所・短所の双方があると感じますが、女性の置かれている状況や気持ちを知ることができる貴重な本とも思いますので、一読の価値は十分にあると思います。
0コメント